ランナウェイ とても好きさ (ランナウェッエーイ)

 はい、やってきましたジェイミー君続報。



 さーて、本日のジェイミー君は
 


 脱走しました。



 家出です。家出ですよ。
 別に死体を見に線路を歩いて行ったわけじゃありませんけど。
 休日だったので、遅く起きていつものようにアオムシハウスをチェック、
 今日はジェイミー元気に動いてるなーと微笑んだ私。
 イカの塩辛と白飯で遅い朝食を終え、
 茶をすすりながらもう一度ハウスを見ると
 アレ?ハウスの外側にいるよ?
 アレ?アレ?と思って見つめていると
 彼は久々の自由を満喫するかのように体を伸ばし伸ばし
 旅を続けています。
 


 ていうかお前、どこから出た?
 このハウスは、爪楊枝の先端ほどの大きさしかない空気穴の他は
 完全に密室状態のはず。
 一体どうやって!?
 デビッドカッパーフィールドか!!プリ天かお前!!
 改めて調査。ハウスの細部に至るまで、徹底的に調査。じっちゃんの名にかけて。
 その結果



 謎は全て解けた。



 てっぺんに張ってあったラップの一部に、3ミリほどの穴が!
 爪楊枝で開けたものとは明らかに違う穴がありました。



 どうやら、ジェイミー君は囚人がスプーンで壁に穴を掘るが如く
 少しずつラップを食い破って穴を開けたようなのです。
 すげえなお前…と感心し、暫く呆っとフリーダム中のジェイミー君を眺めていました。
 フリーダム 動いている フリーダム とか遠くから聞こえたような気がした。
 

 だがしかし。彼を家の中でスーパーフリーにはしておけない。
 うっかり踏んづけたり寝てるうちに顔の上でサナギになられちゃかなわない。
 ということで、ついでに掃除したハウスに戻って頂きました。
 今回は反省を生かし、天井に届く高さの物を入れませんでした。
 (ジェイミーはペットボトルの壁は登れないのです)
 戻されてなお、そこから逃れようと必死で空を掴むジェイミー君。


 
 ごめんねジェイミー!ママも辛いのよ。あなたが自由に憧れる気持ちは
 ママとってもよくわかる。でもね、世間には悪い人や物が溢れていて
 小さなあなたにはとっても毒なのよ。
 可愛い可愛いジェイミーちゃん、これは全てあなたのためなのよ!!!



 これもまた、彼が大人(成虫)になるための通過儀礼
 負けるなジェイミー君!!