親愛なるこの 馬鹿野郎 友よ

　昨日の團長レディオ。お聴きになられましたでしょうか。
　相変わらず、團長のベシャリは上滑りまくって
　なんだかカラローリングな感は否めませんが、（緊張していたのか？）
　彼の声が公共の電波に乗っている、ただそれだけでもう。
　たとえば、君がいるだけで心が強くなれます。
　たぶんそのうち、他メンバーもちょこちょこ出てくれると
　信じています。お願いします出てください。
　オールナイト時代、メンバー全員が揃ったときの面白さは
　もうプライスレスでしたもの。
　他メンが出るか出ないか、この違いは
　クララが立つか立たないか、それくらい大きいと思います。
　すいません。意味がわかりません。自分でも。
　とにかくビッグだということです。

　別に、團長一人のときが面白くないって言ってるわけじゃありません。
　面白いよ。一人のときも。一般に言う面白さの他に
　なんかすごいスケーティングというかシュプールを描くというか
　噛み合ってないというか、そんな微妙な緊張感が生まれる瞬間が。
　純粋に緊張感という意味では、平川地一丁目のレディオトークに匹敵するかも。
　なんでかなあGIGで聞く彼のおしゃべりはいつも果てしなく面白いのに。

　そんな時、他メンが登場するとどうなるか。
　フランクフルトのお屋敷で、使用人や優しい父親に囲まれ、歩けなくても
　それなりに幸せだったクララ。
　そんな彼女がアルプスの自然児ハイジと出会って影響を受け、
　やがてハイジを育んだ大自然のもと自らの力を目覚めさせる。
　そしてとうとう「クララが立ったのーーーー！」みたいな？にゃはは？
　他メンが来ると、團長の面白さが一気に増幅するんですよ。
　もちろん、常に團長がメンバーの面白さを引き出している前提ですけど。
　（最近は團長が何もしなくても勝手に面白いのかもしれませんが）
　ていうか、もしも他メンの一人レディオが放送される日が間違って来てしまったら
　それはきっと平川地一丁目を軽く超えるに違いない。
　ききたいなあ早乙女光のオールナイトニッポンcom（無理

　
　そういえば、高田馬場文夫は今回出ないのか？
　ビキニパンツ穿いたりゴスロリ着たりアンコールしてる場合じゃないよ！！
　ヘルプヘルプ！團長をヘルプ！神様ヘルプ！１から１００まで愛羅武勇！！

　そしてそして！とうとう宇宙初ON AIR！！「愛　羅　武　勇」！！！
　やってくれると思ってた！信じてた！裏切っちゃったり嘘吐いちゃったりしなかった！
　先のツアーで、何の予備知識もなく披露されたこの曲ですが、
　何度聴いても涙腺を直撃してきます。
　クールであったりちょっとオシャレであったり、たとえ熱いメッセージを込めても
　ひねりを加えてサラッと伝えるのが主流（ですよね？）の昨今、
　壮絶なほど直球ストレートに暑苦しいまでの思いをぶつけてくるこの曲。
　まるで設定温度最高のサウナで四方から関取に密着され、熱々のちゃんこ鍋を
　手ずから食べさせられているようなアツさです。
　

　心が挫けたヤツを、ふざけんなって張り飛ばすような。
　人間で言ったら吉田栄作か照英か山下真司。

　正直、私はあんまり暑苦しい音楽や映画やドラマは好きじゃないんです。
　本当に落ち込んでるときはがんばれとか前向きになれなんて言葉は響かないし
　落ち込んでないときなんてなおさらどうでもいい。
　死にたいとさえ思ってるのに「負けないでもうすこし」とか言われたって
　最後まで走り抜けられるわけありませんよ。
　ものごとや考え方を押し付けられるのは何より嫌いです。好きな人なんているまい。
　心が弱ってる時ならなおさらなおさら。
　なお、落ち込んでるときに私の心をすこしだけ軽くしてくれるのは
　鳥肌実「鳥肌黙示録」とスガシカオのCDたちだったりします。
　ダメ人間ですが何か？

　そんな私なのに、この暑苦しい曲を聴くとたまらなく泣きたくなります。
　なんでかなあ。もちろん、愛する氣さんの曲だからってのはあるし
　最初にGIGで聴いてしまったからってのは認めるけど。
　まるで他人事みたいにがんばれなんて言わないし、先生かなんかみたいに
　エラそうに上から説教かますわけでもなく、ポンゲのマブダチみたいに
　ダメになりそうな自分のこと本気で悲しんで怒ってまっすぐそれをぶつけてくれる
　そんな歌だからでしょうか。（ような気がする）

　まるで共感してやさしく慰めてくれるかのような歌いだしなのに
　テンポが上がると一転、馬鹿野郎！と殴りつけてくる。
　思いっきり厳しい言葉をぶつけながら馬鹿野郎馬鹿野郎としつこいほど
　ぐったり無抵抗状態になってるのになお泣きながらボコボコに殴り続ける。そんで

　「背骨折れる覚悟しろ　俺が　抱いてやるぜ」て…！！！

　泣きながら殴られて、挙げ句に背骨が折れるほど抱き締められちゃったら
　もう、人相変わった顔と変な方向に曲がった背中引きずって
　泣き笑い笑顔作るしかないじゃないか！！

　初めてGIGで聴いたときからほんとに大好きな曲です。
　シングル「You & Me Song」発売の際には、まだ謎に包まれていたため
　この熱々ソングのことかと思い、カウパー狂喜乱舞さえしました。
　いや、湯浴みもイイですよ。純粋にいい曲だし、聴く度に
　脳内PV流れるし（サラシ巻いた半裸の光がタイコ乱れ打ちのピンポイント映像）
　

　今月のアルバム発売が死ぬほど楽しみです。
　発売前からこの暑苦しい語りようです。
　音源を入手してしまったら、またもや一人で大ブレイクして
　嫌がらせのような興奮メールを大量に友人たちに送りつけ
　ご迷惑をおかけする自信があります。
　以前、「キラキラ！」発売の際には、曲をつまみに一人宴会を催し
　興奮+泥酔で上記のような状態になりました。
　今回はたぶん、それ以上でしょう。
　「俺んとこ来ちゃうかも」と思った皆さん、覚悟しろ。
　自慢じゃないが、友達少ないんだぞ。お前らしかいないんだぞ。
　イエイ！（生まれてすいません）