きっといつか自由に空もとべるはず

niku2852005-10-04



 お待たせしました。シリーズ「地球わくわく」第2弾(待たれてなどいない)
 近くのスーパーマーケットでブロッコリーを買ったところ
 枝の隙間に、体長3センチほどの緑の妖精発見。
 全く動かないので、死んでるもんは仕方ないなぁとにかくブロッコ洗うべと
 水にまるごとざんぶと浸けました。
 したらば、妖精はいきなりの出来事にびびったのか
 急にもそもそと動きだしました。やったー生きてた。



 というわけで、飼ってみました。



 御覧下さい。ペットボトルを半分に切って
 ヤツが巣くっていたブロッコリーの一部とキャベツ少々、
 登って遊ぶための爪楊枝一本を投入。
 てっぺんにラップを張って輪ゴムで止め、仕上げに
 空気穴をプツプツとあけました。 
 懐かしいでしょう。特に空気穴のあたり。
 小学生のころ、カタツムリや虫などをこうして観察した
 経験のある方も多いと思います。



 三十路の足音が徐々に近付いてくる年令である今、敢えてやってみました。
 ちなみに私に子供はいません。甥っ子はいますが、別に彼のためにやった
 わけでもありません。自分が楽しくてやったんですよ。(あわよくば彼と
 生命の神秘を分かち合いたいと思ったのは事実だが、全く興味を示さなかった)
 ヒマですが何か?


 
 意気揚々と家族に見せに行くと思いのほか「気持ち悪い」「臭い」
 「いい年してバカじゃないの?」「帰れ」等の反対意見が。

 
 
 そこで
 「お願いママ、飼ってもいいでしょう?」
 「餌はボクのごはんをわけてあげるから」
 「毎日散歩もするよ」
 「何にも悪いことしてない!お願い!殺さないで!(ランランララランランラン)」
 などと必死で説得した結果、適齢期の娘に対する両親の冷たい視線を残したものの
 モンシロチョウのベイビーと思われるアオムシくんは晴れてうちの子となりました。



 実は私も幼虫系とかミミズとかナメクジとかダメなんですけどね。
 触れないだけで別に忌み嫌っているわけじゃないので
 モンシロベイビーくらいなら余裕で毎日愛でられますよ。触れないけど。
 今はひさしぶりのいきものかんさつが楽しい。
 今日も仕事から帰ってきてまずこのお手製アオムシハウスをチェック
 わーみどりのうんちだーとかキャベツたくさん食べてあるーとか
 大ブレイクです。
 ここまで可愛がるならやっぱり、名前をつけなきゃね。



 命名「ジェイミー君」



 どうですか。アメリカの片田舎でくすぶりつつ、都会に羽ばたく
 アメリカンドリームを漠然と抱くイモムシ少年の匂いがしませんか。
 アイオワとかアイダホとかアイプチとかそんな田舎で、ハイスクールの同級生に
 恋したり友達とちょっぴりワルなことやったり親と喧嘩したりして青春して
 少しずつ大人の階段のぼるアイダホポテトな少年。できるなら、在りし日の
 リバー・フェニックス主演でお願いしたい、そんな少年。(BGM.STAND BY ME)
 ちなみにそんな映画はありません。



 そんなもろもろの妄想と、いつかちょうちょになって羽ばたけるといいね、という
 思いをこめ、ジェイミー君となりました。少年っていうか虫だけどな。


 ジェイミー君はけっこうTOO SHY SHY BOYなようで、
 あまり良く見えるところに出てきてくれません。
 いつもブロッコの枝の隙間とかキャベツの裏側とかに潜んでいる。
 じらし上手だねニクイね。彼の肖像権と、
 アオムシ族の姿を受け付けない方々のため
 お姿は載せませんのであしからず。
 いつかサナギになったり羽ばたいたりしたら載せられるかな。


 これからもちょくちょくジェイミー君かんさつにっきを載せちゃうぞ。覚悟しろ。