マカオ1〜真壁が私にくれたもの 一生とれない色眼鏡〜


マカオ中、一番多く発した言葉は「どうしよう無理」
次に多く発した言葉は「どうしよう真壁さんかっこいい」





どんだけどうしたら良いかわからないんだと





30過ぎても乙女は乙女。キモくたって乙女は乙女!285ですこんばんは。
言ったもん勝ちじゃい。


あれから一週間近く経ちますが
いまだに後光を伴ったオカッパの幻が瞼の裏から離れません。
困ったものです。仕事に支障?出てるよアッハ!


さて、やっとのことでレポらしきものを始めたいと思います。
よろしくお付き合いお願いします。相談のります。うそですのりません。



■9月20日〜旅立ち〜
私、休みの日数がギリのため、夜勤明けで体力的にもギリの状態で出発。
なんとか定時で上がり、一旦帰宅して支度した後、
休む間なく電車に飛び乗る。
何故か今生の別れのように両親がそろって駅へ送りに来る。なんだこれ。飛行機落ちるのか。


ここですでに、旅のミラクルを予感させる出来事が。
乗継の越後湯沢駅にて、セレブのドラムの人と同じ名の新幹線を待っていると
前からスーツ姿のビジネスマン風のオッサンがやってきた。
ハッとして顔を上げ、よく見るとそのオッサン、


ヒゲとオカッパ


ktkr←使い方これでいい?
オカッパはあそこまでのパッツリオカッピングじゃなくて
ちょっと段とウェーブ入ってたけども
それにしたってあなた今時会おうったって会えるもんじゃありませんよ
天然のヒゲオカッパなんて。
ヒゲ・オカッパ・スーツ・オヤジ という4点セット。
夜勤で寝てないのも手伝って私のテンションは最高潮。
こいつぁ旅のはじめから幸先が良いネ!!


東京駅からは成田エクスプレス
どうやらスタッフのキーボーと同じ車両に乗り合わせたらしい。
えらいロン毛の兄ちゃんがいるなあと思ったらキーボーだった。
力いっぱい2度見してすいませんでした。
成田到着後、3メートル後ろからちょっとだけストークしてすいませんでした。
テヘ。



成田にて、ゴマ子さんと北海道のお姉様と合流。
集合場所にて待たされた後、やっとこさ搭乗口へ。
搭乗時間まで、200円のマッサージチェアーを堪能する。
あまりのイイ揉みっぷりに大満足、興奮した挙句
「私もう、これで帰っても満足だよ」等と口走る。馬鹿かお前。



そして、やっとこさやっとこさファラオの皆さんとご対面。
機内へ向かう通路で、整列してお出迎えしておられましてん。
先に言った娘たちの黄色い声で、予感はしていたものの
アレ、ビビるよ!!!
黒スーツの群なんてただでさえ怖いのにファラオだよ!黒いファラオだよ!!
それが並んでお出迎えだよ!!
瞬間頭ん中真白になり、ガチガチで通り過ぎる俺チキン野郎。
「どどどどうしよう怖いよう怖いよううう」
て、心の声が全部口から出ましたすいません。
しかしそんな時でも真壁サーチは忘れない。
彼は前列中央あたり、体の前で両手を組み、姿勢良く立っておられました。
格好はいつもの真壁的スタンダード三つ揃いスーツ。
いいけどこれが似合うってすごいよな。



〜機内にて〜
■まさかの副機長
突如機内に流れる、明らかにイロモノ臭漂うアナウンス
「機内のみなさーーーッ」
「当機はこれかーーーッ」
マカオまーーーッ」(原文省略・改竄)


は…





「私、副機長の 真壁富美彦」





副機長キターーーーーーーー





副機長てお前!!!
軽めの笑いが起こる機内で、一人うろたえ、黄色い叫び声をあげる俺
だってそんないきなり…!
あまりにも突然の、スイートダンディー(36)からの熱いメッセージ。
甘すぎるときめきに私陥落寸前。
えっここ笑うとこじゃないでしょ?ときめくとこでしょ?違うの?


高度が落ち着くと、機内食だのランチマット(?)だのコースターだの
限定グッズ等々だのを、ファラオの皆さんが2人ひと組で配りにきました。
機内に響きわたる乙女たちの阿鼻叫喚。
座席は、縦に2列・通路・3列・通路・2列 という並び。
二つの通路をそれぞれ別のファラオたちが担当分けして、順番に一人ずつ
配っていくという寸法。
品物ごとにファラオも変わります。座席に居ながらにして
いろんなファラオがやってくるとは、こいつぁえらく贅沢だぜ。
笑顔でやってくるファラオたちに微笑みなど返しつつ、余裕かましていると
隣のゴマ子さんから
「真壁さん来たよっ!」
っうああああああああああああああああ
瞬間、キョドる私。そりゃあお前キョドるよ決まってるじゃないかええ。
近づいてくるまではなんかアレです、
列に並んで注射を待つ時間のようで、大変に息苦しかったです。
な、なんか酸素薄くなあい?高度上がってきたせいかしら?



そしてやってきた真壁。彼は流石でした。
なんていうか、真壁主義と書いてカベイズム?
これ、後述のグッズに書かれていた一文ですけども
これほど彼の様子を表現するに相応しい単語は無いと思います。
ベイズム。
機内の通路をじわじわと近付いてきた彼の動きは、
なんていうか、カベイズムとしか言いようがなかったよ…ほんとに…
だって、普通の人はよっぽどのことがない限り、
進行方向を向いて進むじゃないですか。
真壁さんは違うんですよ。
後退してくるんです。
進行方向に背を向け、客に優雅な動きでグッズ(オシャレバッグとオシャレアイマスクとタオルハンカチ)を
を手渡しながらバックしてくるんです。
なんだあれ。
しかも、グッズを手渡すしぐさもなんていうか…優雅っていうか無駄のないシャープな動きっていうか
むしろすべてが無駄な動きっていうか…
両手でグッズを持ち、膝を入れて全身で「スッ」て渡す感じ。
なんてうか、「ザ・真壁」としか言いようがない。
私、真ん中3列のド真ん中の席だったため
どっち側のファラオが担当してくれるのかよくわからない場所だったのですが
エレガント真壁がいらした時ばかりは全身で「くれ!」とアピール、
(本人を前にすると声が出ない)なんとか真壁さんからもらいました。わーい。


ああっ
書き忘れていましたが、副機長の真壁さんは
いつものスーツではなく、
最高にイカス操縦士スタイルで登場されました。
ジャケットのではなく、
半袖の白シャツにいろいろついたタイプの制服をかっちりと着こなしておられ。
いやあああああああああかっこいいいいいいいいい
私を殺す気だ絶対殺す気だ
ご丁寧に操縦士の帽子までかぶってるー
ふんわりしたオカッパの上にちょこんと帽子がのっかっていやがる。
すいませんどっちが本物の帽子ですか。
ああ眼福眼福。



で、そんな副機長スタイルの真壁さん。
やはりどんな時でもスキがない。
配布する際は、2人ひと組で持てる分だけしか持ってこないため、
グッズが無くなると、一人が前方まで取りに行きます。
その間、もう一人は必然的に手持ち無沙汰な状態で客の中に取り残されるわけですが
普通なら、こういう時間は客とコミュニケーションしたり
ボーッとしていても客から話しかけられたりするわけなんですよね。
で、再びカベイズムですよ。
この間、真壁さんは何をしていたかというと
エアーでグッズ配布のシュミレーションをなさっていました。無言で。
ちょ…お前!機内の視線独り占めかよ!!
そのほかにも、そっと髪の乱れを整えてみたりとか。
スキがないにも程があるから!!!
目が離せないよ素敵!!!
ある意味、全身で機内中の客とコミュニケーションしていた真壁さん眩しすぎる。
こうしたグッズ配布以外にも、
真壁さんはなぜか時々ふらりと客席にやってきては
機内の様子をゆっくりと確認してオッケーサインを出してみたり
目に見えない何かとアイコンタクトをとってみたり
客を見渡し、優雅に敬礼してみたり
なんかいろいろやっては客を魅了していました。そんなファラオ他にいない。
みんな真壁副機長から目が離せませんでしたよ。えっ私だけ?
今、この飛行機全体が貴方のステージなのね。最高だ、僕の舞台あらし!!!



飛行機には、オーナーと代表は乗っておられませんでした。
まあそりゃそうだろうな、向こうで先に打ち合わせとか準備あるもんなあ。
全員でオンタイムじゃ話進まないもんな。
そのためか、さもキング機長が操縦しているかのような映像が
何度かスクリーンで流されました。
まあ、内容は他所様に詳しく書いてあると思いますので割愛いたします。(お前適当すぐる)
まあいつものキングトークが炸裂で、大変に面白かったです。
で、そのうちの後半に流された映像の一つが



機長と愛しの副機長による、ジャンケン叩いてポンゲーム(勝手に命名した。私が。)
ジャンケンして勝った方がピコハンで相手を叩き、負けた方はいち早くヘルメットかなんかで
叩かれるのを阻止する、というアレですね。
それをコックピットらしき場所で2人でやってるんですよ。
ちょっ可愛いっ
ジャンケンしたらキングが勝ち、真壁さんが防御。
しかしいじめっこのキングさんがピコタンピコタンして
2人でキャイキャイして終了。みたいな映像。
なにこれ美味しすぎる。
ツンデレラメイキングDVDにおける、おみくじのくだりの空気を思い出してください。
あの感じです。たまんなく愛しいです。
ごちそうさまでした。



そんなこんなで、結局フライト中は寝るヒマを与えてもらえず。
ほぼ丸2日近く寝ていない状態の俺。
フラフラでマカオ空港に降り立ちました。
ここらへんにくると、かなりもう自分の体力限界です。
空港では、ファラオの皆さんが勢ぞろいでまたもやお出迎え。
今度はオーナーと代表もおられます。
オーナーは、さも今一緒の飛行機に乗ってたんだよ、と言わんばかりに
スーツケースを持って(わかっちゃいても嬉しい演出だよね)
代表は、真壁さんと同じく操縦士コスで。手には飛行機の模型。
ただ、代表はシャツのボタンをたくさん外して胸チラ大サービス
どんなエロ機長ですか。(わかっちゃいても嬉しい演出だよねキャハ!)
しかし、疲労のせいでテンションが上がらねーーーーー!!!
自前のデジカメで客の写真をバシバシ撮っていたオーナーに
カメラを向けられてもそっと身を引くくらいのローテンション。
笑顔でピースとかもうそんな体力残ってないの。
ごめんありがとう大好きでも無理!!!
とりあえず真壁さんがそこに存在することだけを確認して、
ボロボロのまま私はマカオという夢の国に足を踏み入れたのである。
ああ、きれいだよカベさん…。





こんなグダグダのまま続く。