そう このステップだ





私、疲れてますかね。






だって…可愛いんですよ。
ちょう癒される。なにこのふわふわのかたまり。ズッキュンズッキュン来る。
しかも可愛いだけじゃない。
2か月3か月、飲まず食わずで−40度の寒さの中歩いたり
氷の上に立ち続けて卵あっためたりするんですよ。
すげえ!ペンギンすげえ!
がんばってる。ほんとがんばってるよ。えらすぎる。
ペンギンのがんばりに比べたら俺なんて鼻クソみたいなもんだ。
俺もがんばるよ!目標ペンギン。


フランス映画だから当然なんですけど
ペンギンの心の声がフランス語なんです。
ペンギンなんだけどなんだかアンニュイな感じなんですよ。
極寒の中、子供を抱えて食べ物も無く
死ぬか生きるかの極限状況なのに
大きな盛り上がりを作るわけでもなく
落ち着いたペンギンが淡々とアンニュイなフランス語で語るという。
思わず、一体誰なんだお前 とツッコミたくなるような。
それがまたなんかいいんです。
途中、ペンギンの口の動きに合わせて
映画音楽を担当しているEmilie Simonの歌がかぶって来ると
本当にペンギンが歌ってるようでなんだかうっとり。
不思議に美しいシーンでした。


そして映像が半端なく美しい。
ペンギンそのものの映像がまずきれい。
超アップでペンギンの細部に寄ったり
色々な仕種や表情を捉えたり
ええっペンギンってこんな生き物だったっけ?と驚いた。
あと、壮大な南極の風景や海の中の映像とかすごい。
幻想的でもはや異空間のよう。目が吸い寄せられる。
なにここ地球?CGで作ったんじゃないの?
すごいなどうやってこんな映像撮るんだろう。
現実の景色のはずなのに、超ファンタジーです。
今までテレビや映画等々で見たどの映像よりも、美しい南極でした。
これ見ちゃったらアナタ
数々の映画の宣伝文句に使われている
「壮大なスケール!」とか「鮮烈な映像美!」とか
屁みたいなもんです。おならプ−ですよ。
あーいいわー…DVD返す前にあと3回は観たい。



ああ愛しい。鼻血ブー。
…やはり疲れているのか私。DVD欲しいです。